本物のぷろへっそなる

前回の日記にて

>クーラーの水漏れ、どうにかしなきゃ。
>何が原因か?
>そこは電気屋の息子であるワシ、すぐに分かった。

>ドレン(排水口)のホースがひび割れして、そこから水が漏れて外に排水されずに水漏れを起こしていた。

に関して、一言皆様にお詫びを。。。。。

ワタシが大きく間違っておりました。


昨日、ちょっと別件で仕事終わりに実家に帰った。
別件の話が終わって、次にオヤジに
「クーラーから水漏れしてんねん。多分ドレンが割れてると思うんやけど」とオヤジに言ったところ、親父は

「見てみなわからんな」と。そりゃそうだわさ。

そして自宅に帰る時、親父に送ってもらうついでにクーラーの水漏れを見てもらうことになった。

正直、親には自宅に上がりこんでは欲しくなかったけど(「恥」以外何モノでもないから)、クーラーの水漏れは背に腹は代えられぬが故、仕方なかった。

部屋に入り、親父がテレビの上の洗面器を見るや否や、瞬間でその水漏れの原因が何であるかわかった様子。
即、結論を出した。

「ホースが詰まっとんねん」

次にオヤジが取った行動は、その自分が診断した結果を検証する行動に出る。

ベランダにある室外機のところにある排水口のホースをいきなりくわえて吸い始めた。そんなキタナイものを。。。。

すると排水のホースがえずくような音を立てた。
オヤジはその瞬間、くわえて吸っていたホースから口を離した。
その瞬間排水のホースからヘドロと貯まってた水が一気に吹きだした。

その作業を何度か繰り返したオヤジは今度は室内機のところに移動して、クーラー本体の排水口をあれこれいじった末、「なんか5ミリくらいのモノないか?」とたずねてきた。ワシは何かないかとあちこちの引き出しを開けて探した結果、「ワシバシ」をオヤジに差し出した。

オヤジはそのワシバシを室内機の排水管の下にねじ込んだ。

「これで大丈夫や。」とオヤジ。

続けてオヤジは「ようこんなんで今まで大丈夫やったな。これは完全に施工ミスや。」と。
その後あれやこれやとこのマンションの施工時のミスをつらつらとしゃべっていた。

もし、このクーラーの水漏れをオヤジ以外の電気屋に修理依頼したとしたら果たしてどうなっていただろう。
おそらく、あれやこれやと金をむさぼる行動に出てくること間違いない。
ワリバシ一本で解決することなのに。

ワシのオヤジは本物のプロフェッショナルです。
オカンは本物の主婦のプロフェッショナル。

ガキのころから親父の仕事現場にはよく手伝いに行ってた。
そのころからオヤジのゴッドハンドと仕事の丁寧さを目の当たりにしてきた。
そして今ジブンがデザイナーなんて職人やってるのも、

「デザイン」という仕事に関してはYMOから。
「モノヅクリ」という点に関してはオヤジから受けた影響がやはり大きい。

しかしオヤジのウデはやはりすごい。
そのウデ一本でワシら家族を生き延びさせてきたんだから。

一仕事終えたオヤジが帰っていく様をベランダからこっそり眺めていたが、
頭はすでに真っ白。そして白いランニングシャツに作業ズボン、サンダル姿のオヤジは非常にたくましき存在に感じた。

しかし白いランニングって。少年か!中肉中背の山下清か!
オカン。。。もうちょっとましな服買ってあげようよー。

オヤジは(オカンも)まもなく70歳。

今なお現役の電気工事職人です。
ワシのせいで今だ現役を続けさせてしまっています。

くたばるときはドライバー握り締めたままくたばってほしい。

その前にこのクサレゲドーのバカムスコのほうが先にくたばるかもね。

Auther : Kiuchidenki / Date: 2008.08.12. 01:27 / Comment(0) / TruckBack(0) / ▲UP

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