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逃亡日記-其の六
「レギャン(むしろスミニャック)」5月21日(水)
さて、この日の朝食はゆったり取ることができた。
昨日と同じくビーチサイドのレストラン。
遠くに立つ海の白波を眺めながら、頭は真っ白。
ひたすらのんびりした朝を過ごす。
周りを見渡せば、初老の欧米人夫婦たちがゆったりと朝食を取っている。
しかし、我々と明らかに違うのは、その量の多さ。
さすがデカイ体の欧米人は朝っぱらからでも食う量が違うね。それだけ食べなきゃその体が維持できないんよね。
何ともエンゲル係数の高い人種だこと。。。
ゆったりと朝食を取ったあと、次はこの、自分たちが宿泊しているホテル内を散策することに。
やっぱりビーチサイドのホテルはいい。
ビーチに出て、しばしぶらぶら。ちゃぷちゃぷやってきた。

そしてホテル内をぶらぶら。


いいプールだ。芳しい塩素のかほりがあたりを満たす。
当初より、海水浴や、プールに入るという考えをまったく持っていなかったのだが、プールでちゃぷちゃぷ泳いでる人達をみているとなんだか、自分もプールにダイブしたくなる衝動を感じた。
でも水着は持ってきてないし、買うのももったいない。加えて、自分は公の場で肌を大きくさらすことにかなり抵抗感を感じる性格なので泳ぎは断念。プールサイドの若気なガイジン水着女性を見て、一人いやらしい妄想を膨らますことに専念した。
さて、ひとしきりホテル内を散策した後、出かけることに。

まずはパチャールの、同じく日本人留学生の友達が急遽入院されたのでお見舞いに行く。
前日夕刻にもお見舞いしたのだが、この日は必要物資を持参すべく、再度お見舞いすることになった。
その病院はまだ新しいのか、夜見るとまるで小洒落たラブホに見える。
病院でしばしの時間を過ごした後、レギャンに向かう。
目的は、バリで日本人向けのガイドブックに載っていたとある雑貨屋に行くこと。
こんなものを多数取り揃えている店。

すばらしい。
さてさて、バイクで一路レギャンへ向かう。
ガイドブックにはバリの交通事情はとても悪いと書かれてあることがある。
確かに初めてバイクとかでバリの道路に出たときは誰だって面食らうだろうし、日本のそれと比べればこっちの道路事情はとっても悪く見えてしまっても仕方がない。
でも大丈夫。バリの交通事情はすべて「あ・うん」の呼吸で成立しています。これはバリに限らずアジアの地域では総じてそうなんじゃないかな?バイクが道路の実権を握っているような地域では。
ある意味自分は日本の道路事情のほうがもっと陰湿で危なくタチが悪いように思える。割り込みしてくる車に意地悪して入ってこさせないようにしたり、ゆっくり走ってる車や原付をわざとあおったり、狭い道にも関わらず猛スピードで疾走したり、灰皿の吸殻を道路に捨てたり、クラクションに怒って人を殺害したりすることもあるじゃない。
さすがに自分も初めてバイクに乗っけてもらって道路に出たときは面食らった。
こりゃあかん!と思ったが、程なくして慣れてしまっていた。
今はタンデムに乗っけてもらってる身なので多少の不安はあるものの、もし自分が一人で運転するのであれば、意外にすんなりとこの道路事情に慣れてしまう気がする。
そんなことを思いながら、バイクはレギャンに入っていく。
やがてJL.レギャンに到着する。
やはりここの空気は他とは違う。
その辺にいる人間もどこか怪しい。真昼間だというのになんとなく背中に殺気を感じてしまう。
華やかに発展するのはいいが、その反面危ない面も発展していくのは世の常なのだろうか?
昨年は同じ場所に夜やってきたが、そのときは本当に病んだ欲望の街と化していた。
そんなことを感じながら目指すのは「かわいいカエルの置物」や「とってもかわいいバリ猫の置物」をたくさん取り扱うかわいいお店。
バイクを置いて歩き出す。
しかし歩いても歩いても店は見つからず。
パチャールが店に電話をして場所を確認する。
すると店は自分達がいる場所よりもまだはるか先ということが判明した。
そこはもうレギャンではなく、スミニャックだ。暑く激しい日差しの中、我々はひたすら歩く。
沿道のみやげ物の客引きがしつこい。いらねえっつーのに。買わねーっつーのに。
帰りも同じ道を戻っていくからまたしつこい客引きを蹴散らさなきゃいけと思うとちょい気持ちがウンザリする。
どれだけ歩いたろうか。やっとこさ目的の店に到達する。想像していたより店はちっちゃい。
あれやこれやと物色した後、座布団に正座しているカエルの置物(ちっちゃい!)を数個。そして立てひざで座る小さいカエルの置物5体セットを買って店を出る。
さて、やってきた道を戻る。今度は歩いてきた道の反対車線側を歩いてバイクの置いてある場所へとカエル。
行くときよりやはり帰るときのほうが長く感じるね。距離が。「まだか?まだなのか?」と思いながら歩き続ける。この時まだ昼飯を食べてなかったのでバイク置き場へ帰ってきたときにはヘロヘロになっていた。
その後JLレギャンをバイクで下り、その途中にあるビンタンオフィシャルショップへ行く。
自分は現在ビンタンTシャツ3枚、ショットグラス1個。ビアジョッキ1個保有。
もうええやろ?と思うのだが、わたしゃ結構ビンタングッズが好きだったりします。
昨年来たときと品揃えはあまり変わってない。新作がほとんどない。
懲りもせずTシャツを物色してると店員が「これが新作でおススメめです」と一枚のTシャツを出してきた。
なかなかええやん。。。
ということで購入。パチャールにもこれとは違うTシャツ一枚買うてあげる。
会計のとき、オマケでビアジョッキと麻袋を付けてくれた。これはうれしきオマケ。
これで我が家にビンタンジョッキが2個になる。うれしきことこの上ない。
すっかり上機嫌でショップを後にする。
やっと昼飯の時間だ。腹減った。。。疲れた。。。
そこで「ペッパーランチ」なる店に昼飯食いに行く。日本資本。日本にも店があると聞いた。見たこたねえ。
店に入ると大きな元気な声で
「●□&〆♂℃@○#£$●±℃~!!!」
何て行ってたのかなー。いらっしゃいませー!かな?
いずれにせよ店員の社員教育は日本式のようだ。
対応が日本のファーストフード店そのもの。
味は美味しかったけど、あくまで日本のファーストフードの粋を出ません。
ここに来てからワルンのメシばかり食っていたので、急にこういうジャパニーズファーストフードを食べるとなんだか変な気がしますね。「え。。。っと。。。」という感じ。ワルンのメシがパンチ効きすぎてるからじゃといわれればそれまでなんですけど。
ともあれメシをすませ、サヌールへ帰ることに。
店を出てバイクに乗るためメットを装着しようとしているときに事件が起きた。
ビンタンのビアジョッキを落っことした。
割れました。。。
やってしまった。血の気が引いた。頭が真っ白になった。 ショック大吉。泣く泣くその割れてしまったビアジョッキをゴミ箱に捨てて帰ることに。
ヘコみました。心底ヘコみました。
結果、重い気持ちのままサヌールへ帰還。
考えれば今宵はバリでの最後の夜。
その日の夜はホテルの外のバーには行かず、ホテルのラウンジで飲むことにした。
ここに来てからほぼ現地人的生活を送っていたおかげで旅の予算が当初の予定の半分で済み、かなり節約できたので、最後の夜くらいはちょいと贅沢してもよかろうと思いホテルで飲むことにした。
夜のビーチサイドに並ぶ雰囲気のいいテーブルに腰掛けて最後のバリの夜を楽しむ。

サラダを頼む。考えたらバリに来て初めて生野菜を食べる。一応生野菜はことごとく避けてきた。ちょっと怖いからね。しかし酔った勢いか。進んでサラダを食す。
また、普段なら絶対頼まないカリフォルニアロールなんぞも頼んじゃう。
そしてバリハイは一体何杯飲んだだろうか?
グデングデンのベロンベロンでバリ最後の夜はふけていく。
次の日の深夜には再びアリ地獄に帰らなければいけない。
気持ちは自然としんなりします。
スバラシキばりたいむ。アリガタキばりたいむ。
また来る日まで。。。ごきげんよう。
Truckback (0)
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