逃亡日記-其の四

「サヌール」5月19日(月)

この日はサヌールへ移動する日。

相変わらず腰が良くならないパチャールは本日ガムランの稽古には行くが、踊りの稽古は休むということにした。ガムランはずっと座ったままできるのだが、踊りはさすがにキツかろう。素人目に見ても腰に負担がかかるように見えるバリ舞踊。無理はいけない。

で、ガムランの稽古には行くというのだが、今習ってるモノは最近やり始めたものということで、分からないことばかりなので、ちょっとでも自主練習でもしていかなきゃボラギノール先生にしかられるということ。
そこでパチャールの在籍するインドネシア国立芸術大学デンパサール校(ISI)に赴き自主練習に付き合うことに。大学とはいっても、パチャールの下宿のすぐ近く。っていうかほぼお向かいさんくらいの距離。

2年前にこのキャンパスに足を踏み入れたことがある。久しぶりのバリの大学構内。
やはり大学キャンパスってのはどこでも同じなのかね?独特の空気(懐かしい空気)に満たされている。

とある校舎に入って行き、二階に上がるとそこはちょっとした博物館。
ガムランフルセットからジェゴグフルセット、伝統芸能グッズが展示してある。

パチャールが「それぞれ解説ついてるから適当に見といて」というが、自分はインドネシア語はまったく分からない。「何書いてるかわからんやん。。。」とワシ。。。

しかし荘厳なセットがいろいろある。

こんなものや

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こんなもの

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はたまたこんなもの

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そしてこんな生々しいもの。まるで秘宝館

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この校舎に入るとき、パチャールが「ここ『出る』らしいで」と脅かされるが、確かにそんな雰囲気が漂っている。何かが「出て」もおかしくない雰囲気。

そりゃこんなもんがあったりすると。。。

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ちょい不気味。

薄暗い空間でパチャールはひたすらガムランたたいてる。
自分はあちこちぶらぶらする。

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やがてパチャールの自主練が終わる。時刻はちょうど昼時。飯を食いに行くことに。
学食ではないが、学食的な大学隣のワルンに行く。
そこでナシチャンプルを食べる。味はそこそこ。しかし量がいささか足りなかった。
追加注文でミーゴレンを頼もうとしたが、すでに品切れ。

で、仕方なく近所のワルンにてミーゴレンを持ち帰りする。

その後パチャールはガムランの稽古に。自分はお留守番。

この下宿屋さんには何人かお住まいなのだが、そのうちの一軒では子犬を飼っておられます。
まだ生後1ヶ月。すごくかわいいが、とてもかわいそうな彼。
普通子犬を飼う場合、最低3ヶ月は母犬から引き離しちゃいけない。
一ヶ月で引き取ってくるのなら、四六時中一緒にいなきゃいけない。

犬畜生とて人の子と同じように幼いころは親から色々学ぶものなのです。

ここ、バリでは犬を飼ってる家庭は多いのだが、その飼い方が日本のそれとは大きく異なる。
まず、かわいがらない。ほったらかし。

かわいそうに。その子犬の「ビンゴ」はいつも一人ぼっち。生後1ヶ月なのに。
ずっときゃんきゃん鳴いてる。

あまりにかわいそうなので遊んであげる。というより、自分は無類の犬好きなので放ってはおけないのです。
結局バリ滞在1週間の間、毎日こいつと一日一回は遊ぶことになる。

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本気で連れて帰りたかった。でも無理だから、自分が帰った後は自分と同じく大の犬好きのパチャールにこの子の面倒を委ねることとする。飼い主、もっとかわいがってやれよ。。。犬畜生とて愛情持とうよ。

さて、夕刻にサヌールへ移動。

今回宿泊するホテルはサヌールの南部にある「プリ・サントリアンホテル」。

自分が(ネットで)予約したんだけど、このホテルの周りには大型リゾートホテルが軒を連ねている。
バリハイアットをはじめ、サヌールビーチホテル、メルキュールホテルと。
バリハイアットは財政上の理由により断念した。

残ったサヌールビーチホテル、メルキュール、そして今回宿泊したプリ・サントリアンのうち、どこにしようかで散々悩んだ。もちろん、そのいずれも一度も泊まった事はない。
でも一番の決め手は大型ホテルではあるのだが「一番バリっぽいホテル」ということで今回このホテルに宿泊することにした。昨年はサヌールのもっと北部の「ガゼボ・ビーチホテル」に宿泊したが、楽しいホテルで、居心地のいいホテルで、しかも安いホテルで、気に入ってたのだか、いかんせん安普請だった。

さて、今回のプリ・サントリアンはどないホテルか。
ネットであされるだけ情報をあさってはいたが、実際行ってみないと分からない。

自分はスーツケースを持ってたがゆえ、タクシーでホテルに移動。パチャールはバイクで自分の乗るタクシーの後をついてくる。ここからサヌールまではバイクでも約15分ほど。
意外に近い。

やがてタクシーはサヌール地区へ。いい感じのバーが軒を連ねる。
クタやレギャンのような病んでしまって殺気にあふれた土地とはまったく異なり、ここは大人の空気が充満している。時代遅れのリゾート地であるが故の何ともいえない落ち着きがここにはある。心から癒される。

そしてタクシーは今回の宿泊地のプリ・サントリアンのエントランスに滑り込んでいく。

その長いアプローチの行き着く先はこんな感じ。

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何ともいえないいい感じの空気に満たされている。

ここは大当たりだった。すごく素敵なホテルでした。
泊まるならバンガロータイプの部屋をオススメします。
テレビでNHKが見られます。

チャックインを済ませ、荷物を置いて、いざ夜のサヌールへ繰り出す。
この地はニホンヂンはほとんどいない。
欧米人だらけのバーに行って、バリに来て初めて「生」をがっつり飲む。

心地よいサヌールの夜。

いっぱい酔っ払って、いっぱい話してこの日は終わる。

ここに3泊すると考えたらうれしくて仕方なかった。

やはりサヌールは良い。

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Auther : Kiuchidenki / Date: 2008.05.27. 01:02 / Comment(0) / TruckBack(0) / ▲UP

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